
全面には、蛍の舞う月夜の風景が時絵の技術で描かれています。
香箪笥に収める香木は貴重で高価なものであるため、香木を入れる香箪笥もそれにふさわしい精緻な装飾が施された作品が多く存在しました。
これもそのひとつで、どの面も違う風景からなり、描かれる蛍は貝殻で象嵌されたものです。
五段式の香箪笥は、様々な香木を引き出しに分けて分類収納出来る、特定の目的を持った収納道具です。その特徴は、香りを逃しにくくするため、引き出しの幅は狭くやや深みがあり、奥行が長く作られています
作品詳細
- 制作年
- 江戸時代
- 制作地
- 日本
- 素材
- 木、象嵌、蒔絵


