
オリジナルの造形は1740年にヨハン、ヨアヒム、ケンドラーとヨハン・フリードリヒ・エペラインの初期マイセンの2人の造形家によって完成しました。
18世紀中頃のシノワズリー(中国趣味)が流行したヨーロッパで、絵付師ヨハン・グレゴリス・へロルトが考案した東洋的な文様柄が施されたこの人形が、とても東洋のイメージを表現していたため、本来東洋的な仏塔を表す「パゴダ」の名称がつけられたとされています。
中国の男性神、坐像を形にしたこのパゴダは、頭、手が動き、頭がゆるりと動くと同時に舌が出たり入ったりする仕掛け人形で、手を招き福を呼び寄せるという縁起の良さが永く愛される理由のひとつになっています。
作品詳細
- 制作年
- 不明
- 制作者
- ドイツ・マイセン磁器製作所
- 素材
- 陶器
- 高さ
- 32(cm)
