造形家ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーが
フランスの銅版作家Christophe Huet の作品
「Le Tambour de Basque・バスク地方のタンバリン」に
インスピレーションを受けて「猿の楽団」は生まれました。
300年近い歴史を誇るマイセン窯の中で、
動物彫像の傑作といわれるこの「猿の楽団」は
1753年に原型が完成され、それ以来この原型を元に、
型取りから絵付けまでそれぞれ熟練した
専任の職人たちの手作業で今も作られています。
9センチから17センチの猿の楽団員21体と譜面台を加えた
計22体からなる構成になっています。
そのひとつひとつが細やかな彩色を施され、
猿の毛並みから、その衣装の柄はもちろん、
コーラスの女性のめくれ上がった譜面の裏側まで
丁寧に描かれています。
作品情報
- 制作年
- 1900年代
- 制作地
- ドイツ マイセン磁器製作所
- 素材
- 陶器
- 寸法
- 高さ9~17(17cm)