マイセン窯の柿右衛門様式とは、18世紀後半に日本の柿右衛門の陶芸にインスパイアされたデザインで、風格のある色彩表現や緻密な筆使いが特徴です。このスタイルは、日本の美術品や陶磁器の高い評価がヨーロッパに伝えられたことにより、当時のマイセン窯のデザイナーたちに影響を与えました。
色絵梅竹虎文皿は、この柿右衛門様式の一例です。皿全体に深みのある青色を使い、梅の枝や竹、虎の模様が豪華に描かれています。梅の花は日本の四季を代表する美しい花で、竹は縁起の良いものとされ、虎は勇猛果敢さを象徴します。これらのモチーフが描かれた皿は、当時のヨーロッパでも大変人気がありました。
作品詳細
- タイトル
- マイセン窯 柿右衛門様式 色絵金彩 梅竹花虎絵図 飾り皿セット
- 年代
- 1880年代