「花尽くしアップリケ(Blumenstuck)」は、マイセン窯が19世紀に製造した陶磁器のひとつで、豪華に花々が描かれたアップリケのデザインが特徴的です。
「アップリケ」とは、表面に装飾を施すために、素材を重ねて貼り付ける技法で、ポーセリンの場合は釉薬の上に別の色の素材を重ね装飾を施します。花尽くしアップリケの場合、花弁や花、茎などのの部分を細かく切り抜いた布を、ポーセリンの上に貼り付け、自然な立体感を出しています。このティーセットは、色彩豊かで細部にまで繊細な装飾が施され、アップリケ技法の採用により、花々の立体感が際立っています。
作品詳細
- タイトル
- マイセンの陶磁器 「小花のティーセット」
- 年代
- 1900年頃