
人間国宝平田郷陽の実弟で、2人の兄、郷陽、陽光とともに人形つくりに励んだものの、太平洋戦争中に戦地で若くしてこの世を去ってしまいました。
2人の兄たちの作品に対して、玉陽の人形の特徴は、大きくくっきりした目にありました。そのまなざしはとても力強いものがあります。
木目込み人形:桐材の粉をふ糊で固めた桐塑でつくった原型(桐体)に筋彫りを入れ、彫って出来た溝に目打ちなどで布の端を押し込んで衣裳を着ているように仕立てた人形
作品詳細
- 作者
- 平田玉陽
- 制作年
- 昭和10年~20年代
- 制作地
- 日本
- 素材・技法
- 衣裳人形 木、絹、胡粉彩色
