
18世紀に実在したドイツのミュンヒハウゼン男爵の冒険談「ほら吹き男爵の冒険」に登場する有名なワンシーンを、マイセンは見事に造形化しています。数あるマイセンのフィギュアの中でも傑作と評されているこの作品は、芸術家アレキサンダー・シュトルクが1946年に原型を作り上げました。当初は原材料不足で色付けすることが出来ず白磁で多く作られましたが、その後、腰に刺したサーベルやブーツの飾り車の細部にまで精密に筆で彩色されました。物語から飛び出したような動きのあるポーズ、台座の上の絶妙なバランスはシュトルクでなければ表現出来なかったと評判になり、マイセンで長らくベストセラーとなっている作品です。
作品詳細
- 制作年
- 1960年代
- 制作地
- ドイツ・国立マイセン磁器製作所
- 素材
- 陶器
- 寸法 ( cm )
- 16 × 23 × 高38 ※台座含まず
