1階 第一展示場

アンティークコレクション(1階 第一展示場 ) / 装飾品

アンティークのビーズ織りバッグと手刺繍バッグ

公開中

[ 写真1・中央から左手 ]

アンティーク・ビーズ織りバッグ

19世紀から20世紀前半のヨーロッパで作られたビーズ織りのバッグ。極小のガラスビーズを一粒ずつ糸に通し、織物のように組み上げながら、花や風景、人物、幾何学模様などを緻密に描き出しています。わずかな色の違いを巧みに使い分けることで、絵画を思わせる豊かな色彩や繊細な陰影まで表現されています。一つのバッグには数万粒、ときには10万粒を超えるビーズが使われ、完成までに数百時間を要したともいわれます。細かな図案ほど高度な技術と根気を必要とし、一粒一粒の積み重ねから生み出されるその精緻な美しさは、実用品の枠を超えた、まさに「手のひらの芸術」です。

 

 

[ 写真1・中央から右手 ]

アンティーク・手刺繍バッグ

19世紀から20世紀前半のヨーロッパで作られた手刺繍のバッグ。極小のビーズを織り上げて模様そのものを作るビーズ織りに対し、こちらは布地を土台に、色とりどりの糸を一針ずつ刺し重ねて、花や風景、人物、装飾文様などを描き出しています。絹糸などによる繊細な刺繍だけで仕上げたものから、ビーズやスパンコール、パールなどを縫い留め、輝きや立体感を加えた華やかなものまで、その表現は多彩です。糸の太さや色、刺し方を巧みに変えることで生まれる微妙な陰影や質感は、まるで布の上に描かれた絵画のよう。高度な技術と長い時間を費やして作られた、小さなバッグの中に当時の美意識と手仕事の豊かさを見ることができます。

 

 

[ 写真2 ]

ビーズ刺繍とプチポワンのタペストリー

黒柳徹子さんの母・黒柳 朝さんが所蔵していたビーズ刺繍のタペストリー。朝さんはアンティークビーズバッグの蒐集家として知られ、そのコレクションの多くを美術館に寄贈しましたが、本作品のみは手元に残されました。
繊細なビーズ刺繍により子供や草花が描かれ、当時の高度な手仕事が伺えます。

 

 

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