山羊の角にはアイロンやハサミ、
臀部にはピンクッションが取り付けられ、
仕立て屋の背面のカバンには、
メジャーやボタンが収納され、
腰には剣の代わりにメジャーを身につけている。
メガネをかけた目が悪い仕立て屋と山羊が、
なかなか宮廷晩餐会に辿り着かない様が描かれ、
これは貴族が身分の低い者を嘲笑う際に、
華やかな衣装を身に着けた人物が
山羊に跨る姿が多用されたことに基づいている。
作品情報
- 制作年
- 19世紀後半
- 制作地
- ドイツ マイセン磁器製作所
- 素材
- 陶器
- 寸法(約cm)
- 縦40×横40